【レポート】県北支部3月例会

2021.5.3

県北支部3月例会【高千穂町(有)かみのや 代表取締役 佐藤雄二郎さん】

 

 

 

緊急事態宣言の発令もあり、一時は開催自体が危ぶまれた県北支部の3月例会でしたが、こんなときだからこそコロナ禍でも地域、そして自社の存続のために新しいことにチャレンジしている経営者に登壇していただき、なんとか例会を開催したいと思って報告をお願いしたのが高千穂町の㈲かみのや代表取締役の佐藤雄二郎さん。3月12日にZoomで例会を開催し、他支部からの参加者も含めて宮崎同友会の会員26名、6名、北海道と大分の同友会から3名の合計35が参加しました。

 

 佐藤さんは旅館業を営んでいます。さらに、このコロナ禍のなかで地域の底上げのための取り組みを続けています。36歳にして、旅館業組合の組合長や観光協会の理事等の重責を担い、地域のために全力投球を続けている姿に、本当に心を打たれました。一方で自社の存続のためにも様々な取り組みをされています。一例としてコロナ禍の影響で売上が落ち込む事業者さんから食材を購入し、スタートされたテイクアウト事業。思いつきで始めたものではなく、コンセプトから企画・PR、すべてが精錬された事業で、ただただ凄いなと感じるばかりでした。

 

 そんな佐藤さんが地域事業、自社の事業で大切にしているのは「変わらないために、変える」ということ。佐藤さんは社員の皆さんにもこの言葉を常に伝えているそうです。私たちは、事業活動や地域活動、同友会活動のなかで「今はそれどころではない」と言い訳をすること、聞くことが多々あります。むしろコロナ禍で疲弊している今だからこそ、地域になくてはならない自社を守るために、変えるところはしっかりと変え、新しいことに臆することなく取り組んでいかなければならないのだと、この言葉に背中を押されました。

 

 グループ討論は、「あなたの会社は地域に必要とされていますか。地域のために自社の事業でなにができますか」というテーマで討論を行いました。やや挑発的なテーマではありましたが、宮崎同友会が掲げる「中小企業は地域のインフラ」を、果たして体現できているか、今こそ自分の胸に手を当ててみてほしいと思い、このテーマを掲げさせていただきました。各グループ白熱した討論ができたようです。
 嬉しかったのは、例会終了直後にあがってきた入会希望の声です。当日に2名からの入会表明。数日後には別のゲストの方からも入会したいというご連絡がありました。皆さん揃って、「学びたい、学ばなければならない」とおっしゃいました。同友会運動は、このコロナ禍のなかで求められているものなのだと実感しました。この学びの輪を広げていきましょう!

 

座長:㈱コノハナ 塩谷愛藍