【レポート】宮崎南支部7月例会

2022.9.12

 

2022722日に宮崎南支部の例会が開催されました。経営体験報告をされたのは、昨年、専務取締役になられ、入会もされました、株式会社パームス企画 専務取締役の中島加重子さんです。市民プラザ大会議室に1名のゲストさんを迎えた25名が集まりました。報告の後のグループ討論は久々のリアル開催で白熱しました。他支部からも7名の方にお集まりいただきました。座長をエンジョイプラン 代表の平山博士が、室長を株式会社カーオレンジ 代表取締役の南平義春さんが務めました。例会づくりにおいては、室長は株式会社オー・エム・シー 相談役の松山安則さんが務めておりましたが、例会当日はやむを得ない事情で不参加となり、南平さんにピンチヒッターで務めていただきました。

 

 

株式会社パームス企画さんは地域密着型のフリーペーパーを発刊していまして、中島さんは経営陣と血縁はなく、1999年に一般社員として入社し、総務・経理を任されていました。その後、取材・編集、営業も経験されることになり、専務取締役に抜擢され、会社の未来づくりに挑戦されております。報告では、いろいろな部署を経験するに至った背景や、職場環境改善とその背景、そして、これからについて、熱く語られました。グループ討論では、それらの背景の中にあった、想いというものにフォーカスしました。

 

 

例会のテーマは「これまでの新たなステージがくれたもの〜スタートラインに立つ今行動すべきことは〜」で、報告は1.自社・自己紹介、2.新たなステージがくれたもの、3.直面している経営課題~様々なポジションを経験したから感じた我が社の栄光と失敗~、4.強みを生かした新たな挑戦~よい会社づくりのために~、5.創刊4050 周年を目指して~まとめ~ の流れで展開して行きました。

 

グループ討論のテーマは「あなたが抱いている意地やこだわりはなんですか?それは、会社(社員さん)やお客様の中でどんな存在になっていますか?」でした。

 

 

中島さんは、高校時代には生徒会長をされていました。大学時代には「社長になる」宣言をし、事業にも取り組みました。一方で出る杭は打たれるを経験され、辛い体験もされましたが、それを糧にされました。

 

パームス企画は2社目の会社で、WordExcelが扱えたので、事務職の募集に応募しました。ミーハーな性格もあり、同じ事務職なら、メディアを扱う会社を選んだようでした。応募のとき「社長になる」の想いはオープンにされていませんでしたが、頼まれると断れない性格を感じ取られ、こいつはわが社に必要だと思われたのでしょうか、他にも何人も応募者がいたにも関わらず、採用されました。ただ面接のときに、女性ということや結婚されていることを指摘されていて、入社後にこの発言をした人物を絶対見返してやると誓ったようです。

 

一般的な話なのか、中島さんを見込んでのことかは定かではありませんが、事務職のときには財務諸表の分析レポートの提出を課せられ、徹底指導を受けたようです。中島さんには「社長になる」の想いがありましたから、これはチャンスと思い食らいついていきました。取材・編集部への異動を打診された際も、頼まれたら断れない性格もありましたが、自分の目指す姿に必要な経験だと考え、引き受けました。

 

大学時代の事業の失敗で、営業にはネガティブな思いを持っていましたが、取材・編集部にいたときには、取材対象とは一度きりが多く、物足りなさを感じていましたので、同じクライアントと長く付き合う営業にも魅力を感じ始めていた矢先に異動の話があり、営業部に移りました。営業活動では、ギブアンドテイクとウィンウィンの大事さを掴み、中島さんはさらに成長していきました。

 

その後、営業責任者兼務の常務取締役になり、商工会議所の青年部(YEG)で研鑽を積むことになります。YEGでは経営の勉強よりは、地域を盛り上げるイベントの運営が主だったようですが、色々な学びや楽しい経験をされ、こういった経営者の集まりっていいなと感じられたようです。ただ、男性中心のどこの経営者の集まりでも、そうではないかと思いますが、新会員に寄り添わないというか気配りが足りないところに不快なものを感じ、ウェルサポ(おもてなし)委員会を立ち上げ、新会員を一手に引く受け、寄り添われました。会社においても、女性に寄り添っていないなというところに不快なものを感じていましたので、職場環境改善にも取り組み、結果を残しました。

 

会社は、世間はバブル崩壊で大変な状況でしたが、宮崎日日新聞の折り込みに食い込めたことが功を奏し、最高益を叩き出します。しかし、インターネットの普及で紙媒体が徐々に衰退し、売上は下がっていきます。会社はいくつかの新規事業をしていきますが、傍らで見ていた中島さんの分析では、仕事量増による疲弊や、モチベーションを維持できない構造が原因で新規事業は失敗に終わります。

 

前社長退任後は、経費削減を徹底的に行い、減収ではあるが増益の状態には持っていきました。中島さんはパームスというメディアを大変愛されており、意地でも、消滅させないと強い覚悟で臨んでおられます。創刊4050周年を目指し、自社の強みを分析され、それが生かせる新規事業を立ち上げようとされています。もちろん、自社の過去の失敗を糧にすることは言うまでもありません。

 

最後のまとめでは、「意地を貫くためにも、入会した同友会で、地域密着&よき会社づくりに向けて学び実践していきます!」と宣言されました。

 

今回の例会のポイントは「想い」だと感じました。「社長になる」「自分が嫌だと感じたことを他の方に味合わせない」「パームス愛」、こういった想いが中島さんを動かして来ましたし、動いていますし、チャンスも掴んで来ています。

 

わたしは、中島さん個人の「パームス愛」が社員さんにもお客様にも共感される、会社の経営理念に昇華されるといいなと感じています。社長の意地やこだわりは昇華されれば、社員さんやお客様にも共感される、会社の経営理念になるのではないかと思って、グループ討論テーマを決めましたが、難しかったようでした。

 

今回、初めての座長でした。最初、ある筋書きを考えていて、そちらに向かうよに仕向けようとしましたが、中島さんと打合せをする中で、いろんなものが飛び出し、プレ報告会を重ねるたびに参加者の方からも、いろいろなものが飛び出し、例会づくりの醍醐味を感じました。例会づくりを通して、個人の振り返りには限界がありシェアして交流することの大切さと、例会づくりは関係者全員に学びをもたらすという2点を学びました。ありがとうございました。(文責:座長 エンジョイプラン 代表 平山博士)