第33回みやざき中小企業経営フォーラム・第2分科会を開催しました。
フォーラム第2分科会
「経営指針とPDCA」
〜成し遂げたいのは会社の真の成長〜
報告者 有限会社東栄空調 代表取締役 東郷浩二氏
「指針経営」をテーマとして、有限会社東栄空調の東郷さんに「経営指針とPDCA~目指したいのは会社の真の成長~」の演題で経営体験をご報告頂きました。先代の急遽により債務超過の状態で会社を突然引き継ぐ事になった東郷さん。危機的状況を何とか持ちこたえ、同友会へ入会後は経営指針を作成し実践を開始。独自に構築したPDCAサイクルは、一年毎に計画、実践、総括、改善を繰り返し、社員と共に継続して指針経営に取り組むことができる実践的なフレームワーク。会場の各テーブルには実際の東栄空調の経営指針書が置かれており、参加者はよりリアルに東栄空調の指針経営を体験することができました。
一方で、経営者として社員との接し方に問題があったことでベテラン社員と若手社員の対立が深刻化してしまいます。八方良しとならない状況で「自社の社風が崩れることが一番のリスク」と、結果的に若手社員数名が退職してしまう苦渋の決断をしたエピソードで報告を締めくくりました。
グループ討論のテーマは「自社において改善したい社風はありますか?それをどう改善していきますか?」
改善しないといけない社風がなぜそのまま存在しているのか?自分はどう関わっているのかが参加者に問われました。
討論発表では、社員とのコミュニケーションを取ることが大事、よい社風もいつの間にか変わってしまうので常に目を向ける必要がある、社長の姿勢が変われば社風は変わる、といった意見が聞かれました。
内実を伴わない成長は、中身の無い膨張。では「会社の真の成長」とは何か?
経営者と社員がお互いの存在を認め合い、会社の共通の目的、理想に対して、共に真摯に向き合い続ける。そのまっすぐな姿勢の中で培われた社風こそが、我々中小企業を強くし会社の真の成長へ導いてくれるのではないか?
東郷さんの指針経営から多くを学びて、会社の真の成長について考える。第二分科会は大変有意義な学びの場となりました。